ぽー&きぃ

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2016年 12月 27日

葛尾村給餌同行 #3


かつらお動物見守り隊のぽこさんに誘っていただいて、
12月22日、葛尾村と田村市都路地区の活動に同行しました。
今回で三度目です。地理に弱い私は今回の給餌ポイントを
ずっと順にメモしながらご一緒しました。

かつらお動物見守り隊のブログにこの日の活動報告を
こちらこちらにぽこさんがアップされています。
何度も葛尾村と都路に通い続けて来られたぽこさんならではの記事です。



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▲葛尾村の入口
先日降った雪がこの辺りだけまだ残っていました。


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▲風越のポイント
設置されてる猫の寝床に段ボールで隙間風を防ぐ工夫をしているぽこさんです。


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▲M木材店のマリちゃん。
今回も車を停めたら、即、元気に駆け寄ってきました!^^
持って行ったおやつは残念なことに不評^^;
ごめん! 次回はジャーキーを持ってくるからね!


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▲S牧場のポイント
着いた途端、サバ白猫さんが視界を横切り消えました^^; 
そして… 
これまでこの台の上にあった給餌器がなくなっていました。
連携しているボラさんに電話で尋ねるぽこさん。

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▲前回の画像。この通りRVボックスの給餌器があったのです。

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▲そこで、ぽこさん、
車に積んであった段ボール箱で急ごしらえの給餌器作成!
慣れた手つきでカッターで猫の頭が入る大きさの切り込みを二箇所に入れ
雨が吹き込むのを除けるカバーも付けて紐で固定して完成^^
後は連携しているボラさんにお願いしたようです。



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▲夏湯のポイント
前回解体業者さんに事情を説明して、
ここに来ている白猫とキジトラを保護する為に捕獲器二台を設置したところ。
(翌日、白猫は捕獲器に入ってくれましたが、キジトラは未だ保護出来ず。)
このお宅は棟が幾つかあり、解体に1ヶ月くらいかかるとのことでしたが、
あれから1ヶ月余り。確かに小さな小屋を残して、
きれいさっぱりなくなっていました…

さて、ではキジトラさんの餌を何処に置けばいいか…
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▲夏湯のポイントより少し南東の道路脇にあった
このコンクリートの上段に取り敢えず餌を置きましたが、納得出来ず…
帰りに再度夏湯のポイントに寄り置き場所を探すつもりで先を急ぎました。


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▲家老川のポイント
トラジとアカが揃ってお腹を見せて歓迎してくれました^^

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▲トラキチという猫さんが保護されていなくなって以来、
よく人に甘えるようになったというトラジです^^

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▲トラジに比べれば控え目のアカ。
向こうでぽこさんがトラジを激写しています^^

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▲後ろの青い壁の小屋には小さな猫用の出入り口があります^^
そして二階にトラジとアカの寝床があるそうです。
暖かい寝床と食事の心配がなく、自由に戸外に出られる暮らし。
猫さんにとっては理想的なんだろうなと私は思ってしまいます^^



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▲岩角のポイント
雨が吹き込まないようビニールでカバー。
カラス除けにもなるそう。

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▲岩角のポイントから移動しかけたら、
前方から白黒猫さんがトコトコとやって来るのが見えて
慌てて引き返してウエットをお皿に用意。
こちらが立ち去ったら茂みから出て来て食べてました^^
ぽこさん、この白黒さんを見るのは初めてとのこと。



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▲猫パラ(パラダイス)1への途中
ここにも除染廃棄物の入ったフレコンバックが積み上がってました。
まだ下に遮水シートが敷かれていないから、一時的に置いているのか??

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▲前回、給餌同行の際に見た除染廃棄物の仮置き場。
除染廃棄物の入ったフレコンバックは下に遮水シートを敷いて
4段に積み上げ、5段目と側面は汚染をされていない山砂などの入った
フレコンバックを並べ、上に遮水シートなどの防水シートを被せてあるのだそうです。

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▲う〜〜〜ん… 
葛尾村は今年6月12日に避難解除となりましたが
今月初めの段階で村に戻っているのは元住民の7.6%のみ。
因みに18歳以下は一人もいないそうです。



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▲同じく猫パラ1に向かう途中に見つけた牛舎。
給餌ポイントではないけれど、以前この辺りで猫を見たことや
猫が歩いていたという情報もあり、
余っていた段ボールハウスを置いてきました。



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▲猫パラ1のポイント
前回何匹か見た猫さんはまったく姿を見せず、
別の場所に移動してしまったのか??
ぽこさんの11月30日の給餌の際にもまったく見なかったそうです。

ここで前回と同じくお昼にしました。
カフェ嵐が丘」は残念ながら来年2月末日まで休業とのこと。
で、今日のお昼はカップ麺です^^ 寒いとより有難みがあるそうですが
この日は冬とは思えぬ暖かさ。でも猛烈な風で車の中で食べました。
(あの強風で新潟の大火災があったのですね。帰宅して初めて知りました。)



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▲ヒトは大好き、猫は嫌いのキジ白くんのいるMさん宅
三春のシェルターでボラをしていた頃に数回お会いしたMさんは
この日在宅でした^^ 前回お会いした奥さんも、
お昼に来れない日は夕方、という具合に毎日欠かさず
キジ白くんたちにご飯をあげに自宅に通って下さってるそうです。
このお宅はリフォームが終わったばかりとか。
でも災害復興住宅の申込みをされてて、
先々そちらと行き来するようになるようです。

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▲キジ白くんは、ぽこさんが11月30日の給餌の際に
「かつお」くんと命名したようです♪
かつおくん、すっかりMさんのうちの子のようにしてます^^
最初は私たちに遠慮していたけれど、この後居間に入って来て
Mさんのお弁当のお裾分けをいただいてました^^

この後、猫パラ2をまわり(画像無し)、
使われていないRVボックスを夏湯のキジトラさん用に回収。



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▲Nさん宅
高齢のご夫婦だけで戻っておられるお宅です。
この日はお二人とも在宅。口内炎の酷い猫のトラさんは
ドライフードが食べられなくなって元気がなく
コタツから出てきませんでした。お薬は飲んでるよう。
ぽこさん、次回は高栄養パウダーをお持ちしますと伝えてました。


この後、広谷地のKさんの作業小屋(?)、Fさんのポイントをまわり…
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▲再び夏湯のポイントに戻り、近くの小川に架かる橋の下に
猫パラ2で回収したRVボックスに餌を入れて置きました。
キジトラさん、見つけてくれると良いのだけれど…



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▲ウルトラ警備隊詰所のポイント
給餌器の中は空っぽ。いつも誰かいるのにこの日は無人でした。



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▲葛尾村の入浴施設「せせらぎ荘
都路に移動する前にここでお風呂に入りました。
今月末まで無料なのです^^
年末年始は30日に休業するだけで、後はオープンしています♪

ここは様々なイベントを催したり、情報が貼り出されたり
復興に向けて、村に人が戻るよう多くの努力をされてるのが感じ取れます^^



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▲都路のI商店
いわきの里親さんのところに行けたハッピーとアカの
元飼い主さんのご親戚の方で、長くお世話下さいました。
近所の何匹もの野良猫さんの不妊手術もして下さっているのだそうです。
この土地でこういう方の存在は本当に有難いことだと思います。



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▲お馴染みになった都路のコータローです。
触れない犬さんです。
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▲今回もコータローのお世話(散歩も含めて)をして下さってるMさんに
支援のフードを置いているところです。
そんなこんなしてるところに突然、車が停まり女性から声をかけられました。
庭に来てる野良ちゃん親子の不妊手術の為に、
人を介してMさんから捕獲器を貸していただいたとのこと。
私たちをMさんと間違えられたワケで、この辺りの方でした。

あぁ、ここにも野良さんに不妊手術をして下さる方がいたのだとちょっと感激でした^^

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時々思うのです。
自分のやってることや感じていることが、ある時気づくと、
沢山の方がやっていたり、同じように感じていたりして…
あぁ、やっぱり自分はスタンダードなんだなぁと^^

ほんと、こういう活動を皆さんが無理なく少しずつでいいからやっていけば
犬猫さんの殺処分ゼロって、決して夢ではないなと思えます^^








by peau0320 | 2016-12-27 22:20 | 被災地給餌同行


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