ぽー&きぃ

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2011年 05月 27日

今日の文科相の会見

年間20mSv 以内の基準は変えないけれど、年間1mSv以内を目指す・・・
は? なんでしょうか、これ。随分曖昧なこの話。
で、この会見の映像(関連するのは9分15秒過ぎから)と
配られた資料「福島県内における児童生徒等が学校などにおいて受ける線量低減に向けた当面の対応について」
を探してきました。(会見映像の左下の配布資料です。)

・・・つまり、基準は変えないけれど、今年度、学校において年間1mSv以下を目指すと。
これ、聞き間違って単に「年間1mSv以下を目指す」・・・と受け取る人が多いかも。
「学校において」ですから。学校以外、そして内部被曝も合わせると
実際は年間どのくらいと考えての会見だろうか??

そして校庭の表土除去の費用は国が負担するということだけど、
但し、対象は1μSv/h以上の学校とのこと。
この会見でこの1μSv/hと決めた基準は何かという質問に対しては
さっぱり答えにならない答え。何でもっと突っ込んで重ねて質問しないのだろう。

年間児童生徒が学校で過ごすのを約200日(土日、夏冬春の休みを除いて)
1日8時間学校で過ごすとして
8×200=1600 ・・・年1600時間
1mSv=1000μSv
1000÷1600=0.625 ・・・0,625μSv/h
1μSv/hではなく0.625μSv/h以上の学校を対象にして
除去費用の負担をするとしなければ、学校において
年間1mSv以下を目指すとは言えないのではないでしょうか。

それから除去した土の処分に関しても質問に答えていません。
文科省から5月11日に提言されてる除去した土の上下入れ替え方式や
穴を掘って埋める方式なんて、国に都合がいいだけ。
子供達の健康を考えたら受け容れられないです。

今日の文科相の会見_c0009934_2143492.jpg


by peau0320 | 2011-05-27 21:45


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